お知らせ・ブログ
BLOG
BLOG
皆さんこんにちは
雑色コトリノ歯科の勝沼です。
今年の8月は、猛暑で夏らしい夏でしたね。
さすがにエアコンを使わないでは過ごせないので
雑色コトリノ歯科でも、待合スペースは低めに温度を設定して
少しでも涼しい空間になるようにしておりました。
さて、今回は夏になると冷たいアイスや飲み物を多くとることで
歯がしみることありませんか?
患者様からのご相談も多いので
知覚過敏に関して書いていこうと思います。
・歯がしみる、知覚過敏の原因について
歯の表面は、エナメル質というとても固い部分で覆われています。
この部分に関しては神経もなく
冷たいものを飲んでもしみることはありませんが
エナメル質が薄くなるとその下にある象牙質に直接刺激を与えると
ここでしみることになります。
原因としては、強いブラッシングや睡眠中の歯ぎしりなどで
薄くなったり、エナメル質にヒビが入ったり割れてしまうなどの理由や
打撲などで歯が欠けてしまうなどで象牙質が露出してしまう場合もあります。
これ以外にも加齢や歯周病などで歯肉が後退して
歯の根っこの部分の象牙質が露出してしまうなどの原因もあります。
(根っこの部分は、エナメル質に覆われてないため)
ちなみに、知覚過敏と虫歯の区別ですが
このあたりは難しい所もあるので最終的には
歯科医院で診断を受けるのが一番ですが
目安としては
◇痛みに関して
知覚過敏 → 一時的
虫歯 → 継続した痛みで慢性的なものです。
◇歯を軽く叩いた場合の違い
知覚過敏 → 歯を叩いても痛みを感じない
虫歯 → 歯をたたくと響くような感じの痛みとなる。
これは、あくまでも一例です。
・知覚過敏の予防方法・対処方法
知覚過敏に確実に効く薬や絶対の予防法はありませんが
日常生活で様々なことに注意することで
改善したり予防することも出来ます。
1.セルフケア(自分で行う予防方法)
・歯ブラシを使う際は力を入れすぎない、大きく動かしすぎないようにする。
・歯肉が後退している場合(歯の根っこが見ていている)は
根本付近の歯垢(プラーク)を歯茎を傷めないようにゆっくり取り除く。
・市販の知覚過敏予防歯磨き粉を使う(象牙細管を塞いで症状を和らげることが出来る)
2.プロケア(歯科医院で行う予防方法と処置)
・フッ化物を塗ることにより、象牙質の再石灰化を促して
象牙細管を狭くしたり塞いだりすることを促進する。
・象牙質の表面にコーティング剤を塗る
・かみ合わせが原因でもあるので調整を行う。
知覚過敏は一過性の痛みですが、持続する非常に激しい痛みの場合は
神経を取り除く処置が必要になる場合もあります。
しかし神経を取ってしまうと歯が脆くなるなどの弊害もありますので
出来れば神経を温存できるように。早めの診断・予防をされることをお勧めします。
知覚過敏といっても、基本的には歯周病、虫歯予防をすることで
未然に防げることも多いので、定期的な歯科医院への通院が一番です!!