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皆さん
こんにちわ。雑色コトリノ歯科の勝沼です。
すっかり寒くなってきましたね。
今日は、根治、根の治療について
少しお話をさせてもらいます。
治療をしていると
歯の神経を取るとか、根の治療をするとか聞きませんか?
虫歯が深くまで進行すると、ひどくしみたり、噛むと痛い
さらには、何もしてなくても痛い、腫れてくるといった症状が出てきます。
この状態のまま放置しても進行しすぎた虫歯は当然治ることはないため
「根の治療」を行うことになります。
本来であれば、ここまで酷くなる前に対処出来ればいいのですが
この状態になってしまうと、神経(歯髄)を取る必要が出てきます。
もちろん、神経を温存出来るかどうかは
レントゲンを見ながら慎重に判断をしてからになります。
1)神経を取る(抜髄)
詳細な診断をしてから、やはり神経を取る必要が出てきた場合は
麻酔をかけてから、虫歯を削って神経を専用器具(ファイル、リーマー)を
使って神経を取る作業を行います。
その後は、薬剤を詰めて細菌が入らないように仮の詰物をして
抜髄は終わりとなります。
2)根治
前回の仮の詰物を外して、専用の器具を使って神経を取った根の部分を
綺麗にしていきます。ここで根の深さを測る機械を使いますが
たぶん「ピ、ピピ、ピピピ、ピー」みたいな音がしているのはそれです。
根治は、とても根気がいる作業で細かく歯科治療の中でも大変なものです。
場合によっては、この根治が1本の歯で複数回になり
さらに複数の歯で根治をすると本当に何カ月も歯科に通うため
患者様としても途中で治療を止めてしまうことが多いのですが
考えてみてください、この状態で治療を止めると
もっと状態が悪化してしまいますので
根気よく治療を続けて欲しいと思っています。
3)根充
歯の根の部分がキレイになりましたら
こんどは、根充という治療を行います。
根充剤を根の深さに応じてピッタリと入るように調整して詰めていきます。
ガッタパーチャと呼ばれる根充剤は、細菌の侵入による再感染を防ぎます。
当然使う機材は、ヨーロッパの規格クラスB準拠で滅菌をしています。
4)土台形成
さて、最終的な被せものをセットする前に
根の治療をした歯に土台を作る必要があります。それがコアになります。
このコアもメタルやファイバーなどの種類がありますが
状況に応じた選択が必要になるので
その都度、患者様と相談させてもらいながらとなります。
5)被せもの
さて、ここからは通常の虫歯治療後と同じになります。
状況に応じて、型を取り被せものを作って、最終的なセットとなります。
根治は、患者様も長く通院するため非常に大変な状況かと思います。
途中の仮の詰物で、治療をやめてしまうと。仮の詰物が取れたりして
また、さらに歯の状態が悪くなる可能性も高いので
根気よく続けて頂くのが一番です。
出来るだけ、早くは終わらせたいのですが状況にもよりますので
その都度話しながら、一緒に最後まで治療が出来るようにしましょう!