雑色コトリノ歯科

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デンタルフロスの使い方

皆さんこんにちは!
雑色コトリノ歯科の勝沼です。

早速ですが、フロスって使っていますか?

1)デンタルフロスの歴史

そもそもデンタルフロスは
かなり昔から様々なものを使ってきたようですが

現在のようなデンタルフロスが作られたのはアメリカで1815年まで遡るようです。
ただ、すんなりと普及したわけでなくその後、色々なタイプが作られて
1982年にデンタルフロスを製造する会社が立ち上がり
その後、ユーザが少しずつ増えていくことになります。

戦時中にナイロン製のデンタルフロスが発明されて歯を清潔に保つためにデンタルフロスを利用することの重要性が徐々に浸透していきました。

2)日本でのデンタルフロス

さて、そんなデンタルフロスですが
日本では、まだそれほど使われていないのが実情のようです。

歯ブラシに関しては、他の国に比べても高いレベルなのですが
デンタルフロスに関しては、普及率が低いのです。

一般的に歯ブラシだけだと
プラーク(歯垢)を60%程度しか落とせませんが
デンタルフロスを併用することで、80%のプラークを落とせます。

一生懸命に歯ブラシをしても
歯茎が腫れてしまうとか、口臭が気になるという方は原因はこのあたりにあるのかもしれません。

海外からの人から見ると
日本人は、清潔感があり非常に身の回りのことに気を付けていると感じている方が多いようですが

このあたりの口腔ケアに関して日本人の予防意識は?を感じるようです。
まずは一度、デンタルフロスを使ってみては如何でしょうか?

3)デンタルフロスの使い方

そもそもの話として、どんなデンタルフロスがいいのかとありますが
当院では「ルシェロ フロス」を推奨しております。
フロスに慣れてない方は、ワックスが付いたタイプだと歯と歯の間に簡単に糸を通せるので使いやすいです。

 

 

 

 

 

一回に使う長さはだいたい40センチ程度(指先から肘くらいま)で切り
フロスの片方を左手の中指に2~3回程度巻き付けます。

もう片方の右手中指にも同じように結び付けますが
この際の間隔は10~15センチ(女性の場合は10センチくらい)が
丁度いいと言われています。
あとは、両手の親指と人差し指でピンとはるようにしてください。

言葉だと分かりにくいと思いますので
ネットで「デンタルフロス 使い方」なので検索して頂けると
良くテレビで見るメーカーさんのサイトが出てきますので
そちらを見て頂くのが分かりやすいと思います。

この方法だと、糸が滑ったり
巻き付けた場所がうっ血したりして
どうもやりにくいと感じる方にお勧めなのが
「輪フロス」とか「サークル法」と言われる方法です。

これは、その名の通り
フロスの両端を結んで輪っかにして
輪の内側に指を入れて
引っ張りながら使っていくことになります。

フロスの汚れた部分は、少しずらして新しい所を使う様にします。
ただし、汚れたフロスの部分を触ることになるので
これが苦手だとちょっと苦痛かもしれませんね。

それと、フロスの使い方で注意が必要なのは、力の入れ加減です。
フロスで必要以上に力を入れると歯茎を傷つけたり摩擦で傷めたりして
逆に歯肉がやせ細ることもあるので、力加減は注意してください。

さらにフロスを歯の形に沿って当てることが出来ると
より効果的にプラークを取ることが出来ます。

なかなか最初はこの感覚が分からなければ
まずは、歯医者さんに健診に行った際に教えてもらうのが一番です。

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