雑色コトリノ歯科

雑色コトリノ歯科

アクセス WEB予約

お知らせ・ブログ

BLOG

歯ぎしりの対応策

皆さんこんにちは
雑色コトリノ歯科の勝沼です。

寝苦しい季節から朝晩は寒くなってきましたが
皆さん質のいい睡眠はとれていますでしょうか?

朝起きると「歯が痛い」「顎に違和感がある」「肩こりや頭痛がする」
そんなことありませんか?

今日は、患者様からの相談もある
歯ぎしりに関して書きたいと思います。

家族やパートナーと一緒に寝ている方は
寝ている間にすごい音がしたとか、歯ぎしりを指摘されることがありますが
一人暮らしの方は、なかなか気が付きにくいことだと思います。

先ほど書いたような症状や歯がすり減っている感じがする場合は
一度歯科を受診してみてください。

1.歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因に関しては明確になっておらず
一般的には、咬み合わせの問題や、歯並び
さらにストレスなどが原因として考えられています。

ストレスに関しては無意識に感じているものもあるので
なかなかストレス発散、解消を完全にするのは難しいこともあるかと思いますが
健康のためにも可能な限りストレスを緩和することは必要です。

歯ぎしりに関しては3つの種類があります。

・グラインディング
皆さんがイメージする一番分かりやすい歯ぎしりがこれです。
寝ている間に、無意識で上下の歯をすり合わせるので
ギリギリ音がする場合が多いです。

・クレンチング
上下の歯を強く咬み合わせる癖になります。
食いしばり・咬みしめはこれに該当します。
人によっては、歯を食いしばっている様な夢を見ることもあるようです。

・タッピング
上下の歯をカチカチと咬み合わせる習慣のことを言います。
一緒に寝ている人からすると、リズミカルにカチカチ鳴る感じは
最初は何の音?と思うかもしれません。

2.歯ぎしりの悪影響

・歯がすり減ってしまう。

歯ぎしりをしていると
歯と歯が強く擦り合わさって大切な歯がすり減ってしまいます。
特に分かりやすいのが犬歯で、本来先端が尖った形なのですが
ここが平らになってきてないでしょうか。
もしそうであれば歯ぎしりをしている証拠です。

・歯周病が悪化する。

歯ぎしりにはタイプがあると書きましたが
どんなタイプであれ、歯周病が悪化します。
歯周病菌の活動が活発なところに、さらに大きな力が顎の骨にかかると
歯茎にも力がかかり、炎症を悪化させてしまい。歯周病が進行して
歯がグラグラしたり、最悪の場合抜けてしまうこともあり得ます。

・顎関節症

顎関節症の原因は、全てが歯ぎしりというわけではないのですが
普段性格する際に比べて、歯ぎしりは大きな力がかかるため
顎の筋肉のこりや口が開かなくなるなど日常生活にも影響してきます。

・歯並びが悪くなる。

歯ぎしりにより摩耗が酷くなると
歯の長さが悪くなりかみ合わせが悪化する中で
歯並びが悪くなることもあります。
一度悪くなってしまったものは対応が難しいケースが多いため
早い段階での治療や処置が必要になってきます。

3.対応方法に関して

原因が様々な歯ぎしりは、対応が難しい場合が多く
ストレスの緩和やかみ合わせや癖(ほおづえ)などは
出来るだけ生活習慣の緩和が必要ですが

一般的に歯科では、ナイトガード(マウスピース)で対応することが多いです。
ナイトガードを就寝時に着けておけば
歯の摩耗や顎の関節に掛かる力も軽減されます。

ネットでも市販のマウスピースが販売されていますが
歯科医院では、患者様一人一人の歯型を取り
自身にぴったりなナイトガードを作成します。
費用は、健康保険が適用されますので価格も抑えることが可能です。
この機会に一度ご検討してみては如何でしょうか?

pagetop